戦略GAME ボピープ

 ■発売年: 1986年
 ■ジャンル: 軍人将棋
 ■開発元: コアランド  発売元: セガ
 ■ボード構成: 専用基板
 ■CPU: Z-80 x2
 ■音源: AY-3-8910 , DAC0808
 ■コントローラ: 4方向レバー+1ボタン

 【なーんやそれ?!】

タイトルを聞いただけでは内容がサッパリ判断できませんが、'70年代生まれ以前近辺の方は画面写真を見ればピン!と来るかもしれません。
え? 解んない? その昔、子供たちのハートを虜にした(うそ)「軍人将棋」をビデオゲーム化した物が、このボピープです。

軍人将棋とは・・・
簡単に説明すると、将棋の駒で言う歩とか王将とかの名前が、戦車とか大将など軍人の力関係そのままにボードゲーム化した物で、 行軍将棋とも呼ばれていたようです。
プレイヤー2人と審判の合わせて3人でプレイし、お互いの駒は相手に判らないように伏せて任意に並べたら準備完了です。  プレイヤーが順番に駒を動かしていき、相手の駒と重なった時どちらの駒が強いか審判だけが駒を見て勝敗を決め、負けた駒は盤面から外されます。  勝敗結果から相手の駒を予測しゲームを進めて、相手の元帥を取るか司令部に乗り込めば勝ちとなります。(ボピープでは司令部に乗り込めば勝ち)
私は小学生の頃、よく友人と軍人将棋で遊んだ記憶がありますので、このゲームは結構懐かしさ一杯でプレイしましたが、 一人で気軽に遊べるので暇潰しにはもってこいです。

今の周りの知人友人には軍人将棋を知る人は少ないですし、最近では軍人将棋のボードゲーム自体を売っているのを見た事がないほどマイナーな物ですが、 戦略性も高く結構夢中になって遊べるゲームなので機会があれば、ぜひプレイしてみて欲しいです。

・・・なんだか軍人将棋のご紹介になってしまいましたが、肝心の「ボピープ」は元ネタがアレだけに、可もなく不可もなくと言った感じですが、 アーケードゲームとして見ると、かな〜り地味な作品ですので、正直言いますと「コレは売れんわなぁ〜」と(爆)
個人的には題材が気に入ってるので、ちょっと惜しいと思えるタイトルですね。