未発売ゲームカタログ集

 ●エアウォーカーズ (デコ)
セガのMODEL2基板を使用したバスケゲーム。
ショーでのみ出展されていました。
そう言えば同時期にビデオシステムもバスケ物をショー出展してたけど
発売されなかった記憶があります(→後にスーパースラムズとして発売か)
当時はポリゴンのバスケゲームは出ていませんでしたので
海外市場を狙って開発されたと思いますが、日本では・・・

 ●クイズ おまえにPiponチョ! (デコ)
セガのST-V用のクイズ&ミニゲーム。
特に目新しい所も無く無難な作りでデコらしさのかけらも無い
キワモノ好きなデコマニアには無用の作品(笑)
ロケには必要なジャンルで一定の数は見込めるのでしょうが、
発売したとしても「マルちゃんでグー」と同じ運命だったか。

 ●急降下爆撃隊 (コナミ)
未発売作品の割にはタイトルが知れ渡っている有名なゲーム。
それだけコナミ作品が人気、注目度が高かったって事でしょうか。
グラフィックの拡縮回転を効果的に使ったゲームで
ナムコのメタルホークみたいな感じらしいです。
映像表現は素晴らしかったけど、肝心の内容の方は
ゲームになってなかったとか・・・

 ●ゴー!ゴー!コースター (ユニバーサル)
「Mr.DO!ワイルドライド」の初期タイトル。
この時点では、主人公がMr.Do!ではなく普通の男の子で、
スピードアップボタンの仕様も無いようです。
画面写真では背景も真っ黒なので、開発中のかなり早い段階から
カタログを仕込んでいたんでしょうね。

 ●小僧隊ガッチョ (アイレム)
タイトーのアルカノイドが大ヒットしてブロック崩しのリメイク物が
たくさんリリースされていた頃に発表された作品。
いわゆる「風船割り」ゲームのリメイク物です。
画面写真を見た感じでは悪くなさそうなゲームですけどね。

 ●サブマリンズ (ナムコ)
発表当時のふれこみでは、昔懐かしいエレメカ「サブマリン」の
現代版みたいな話だったので、ちょっとだけ期待してたんですけど
どうして発売されなかったんでしょうね?
大きく発表したゲームをナムコが没にするなんて珍しいなぁと・・・
カタログの写真では良さげな雰囲気を感じるけど、
さすがに内容が地味すぎたのか。

 ●スーパーストロングウォリアーズ (ジャレコ)
メガシステム32第一弾として本来発売されたのは
「ベストバウトボクシング」と言うボクシングゲームですが、
ソレ以前に発表だけされて何故かお蔵入りとなってしまった
幻の第一弾タイトルのプロレスゲームです。
プロレスとボクシング・・・ どっちもどっちですね。

 ●SPANG!SPANG! (ヒューマン)
固定画面のコミカルアクションゲーム。
画面内のボールを食べて敵を倒していくっていう
まぁ、よくあるタイプのゲームですね。
カタログを見る限りでは「フ〜ン」で終わっちゃいそうな感じかな。

 ●ダイナミックトライアル7 (東亜プラン)
東亜プランがシューティング以外のジャンルを
模索していた時代の作品。
ちょうどその頃「ナックルバッシュ」でマニア達を悶絶させていたので
このゲームにも危機感を察知してお蔵入りと・・・(冗談)
通信機能搭載のレースゲームで、4人まで参加できるそうですが
何故、今、このゲームを開発したのかなぁとの感想のデキだとか。
得意のシューティングに磨きをかけてた方が良かったのにね。

 ●ハイスクールエンジェル (ナムコ)
雑誌に広告まで出していながら結局発売されなかったクイズゲーム。
キャラデザはナ○ィアの作画やLUNARシリーズで有名な
某氏ですね(伏字の意味が無い)
事情通(笑)の方に聞いた話ですとゲームシステムは、
ほぼ完成してたみたいですが、
キャラ原画が途中で上がって来なくなって開発が頓挫したそうです。
あくまで開発休止であって没ではないとの事でしたが・・・
結構期待していたので残念です。

[2010年11月追記]
最近、このゲームは発売されているとご指摘が多いので追記。
この記事の作成後に「カラフルハイスクール」のタイトルで、
同様のゲームが発売されました。 が、
事情通の方のお話ですと、開発下請けメーカーが変わり、
素材を再利用して一から作り直された、
見た目は同じ別ゲームだそうです。
元のハイスクールエンジェルとは演出面で結構違うらしい。

 ●フロントロウ (ヒューマン)
確かヒューマンのアーケード参入第一弾のふれこみで
発表されたと思いましたが、結局発売されなかったF1レースゲーム。
当時流行の通信対戦も出来るってだけで、
至って普通のレースモノです。

 ●へべれけのペアペアウォーズ (サンソフト)
ネオジオ用のボツゲームで「へべれけのぽぷーん」に続くパズル第二弾。
キャラ受けを狙って性懲りもなく作りましたって感じです(爆)
ですが、へべは2D絵の方がしっくりきますね。
3Dレンダリングキャラにしても何の売りにもなってないような気が・・・

説明文からすると、上海の変形版のようなパズルゲームなので
ゲーム的には無難に楽しめる物だったのかな。


 ●マドゥーラの翼 (サンソフト)
任天堂VSシステム用のゲーム。
ファミコンでも人気の同名タイトルが出ていますが、
カタログの画面写真を見ると若干画面構成が違うようなので
どんな塩梅か気になるトコロです。


 ●ライオネックス (サンソフト)
こちらも任天堂VS基板用のゲーム。
コレは家庭用にも発売されていない
アーケードのオリジナル作品みたいです。
画面写真の感じでは、FCの「メタファイト」っぽい雰囲気の
迷路探索型アクションゲームのようですね。
時期的にはVSステムも廃れていた頃の発表なので
市場の反応が悪かったのが発売中止の原因か?


 ●ユキブタマン・P (カネコ/ケイブ)
カネコのマザーボードシステム「スーパーカネコシステム」用
ソフトとしてラインナップに上がっていたケイブの作品。
過去の東亜プラン作品「フーピー」「ナックルバッシュ」などの
濃いバ○ゲーを思い起こさせるような
今のケイブからは想像できない作風ですね。
内容的には「パフォーマン」みたいなゲームらしいです。
タイトルは「スノーブラザーズ」のロケテ時の名前「ユキダマン」から
派生(?)して付けたのかな。

 ●ワイルドボーイ (タイトー)
このタイトルは、このチラシを見て初めて知りました。
暫定版のチラシとは言え、かなりおざなりなデザインが、
流通量の少なさ(未発売?)を物語っているようで涙を誘います。
年代も近いので、思わず「ワンダーボーイ」を
思い浮かべてしまうのですが、一度画面を見てみたいものです。