悪戯天使(いたずらてんし)

 ■発売年: 1984年
 ■ジャンル: 全方向スクロール ポイントクリア型アクション
 ■開発元: アリス  発売元: 日本物産
 ■ボード構成: 専用基板
 ■CPU: Z-80 x2
 ■音源: AY-3-8910 x3
 ■コントローラ: 8方向レバー+1ボタン

 【簡易プラネタリウム】

天使を操作して、敵である悪天使や魔法使い、UFO(!)などの攻撃をかわしながら
ステージ内に散らばっている☆にさわり、星同士を繋げて14ある星座を完成させていくゲームです。
7つの星座を完成させた時点で、規定数の星を集めているとボーナス得点が貰えます。
通常は自機である天使は攻撃手段を持ってなく、ボタン連打による移動スピードの調整しか出来ませんが、
フィールドに時々現れる弓矢のアイテムを取ると、一定時間弓矢による攻撃ができるようになります。
高次周面では敵の数が密集し弾も連打してきますので、このアイテムを上手く利用して敵を一掃した隙に
一気に星座を完成させるのがゲームを進めていく上で重要になってきます。

14の星座を完成しステージクリアすると、天の川をバックに横向きのムーンクレスタのドッキングように
ラム(姫?)とラン(王子?)の2人を引き合わせるボーナスステージにチャレンジできます。
(インストの説明にも2人をドッキングさせてくださいと書いてあるが、この表現がなんだか笑えるw)
ラムは上下に変則的に動きますので、ムーンクレスタのそれと比べると結構難しいですが、
上手くドッキングwさせられると、ラブラブな2人を見る事ができますw

一見、ほのぼのとした雰囲気に見えますが、ゲーム自体は結構手応えがありますし、
星座の形や名前も覚えられたりする、他に類似するゲームも見当たらない独創的な内容は、
流通量は少なかったと推測されますが、埋もれさすには惜しいゲームかと思います。
バグなのかゲームの途中で残機が無限増えして止まったりする事が時々あり、
動作が安定しないのが残念ですが、レトロゲームファンなら、運良く稼動しているのを見かけた際には
プレイしてみるのをお勧めします。