武蔵巌流記
 1999年 ビスコ作品

国内未発売のMVS用ソフト。
武蔵と小次郎の巌流島での決闘のその後を、ビスコ風味(?)でストーリが展開していきます。
プレイヤーキャラは武蔵の他に、武蔵の恋人の妹の設定で(笑)くのいちも使え、
ストーリーも変わるので一粒で2度おいしいです。

基本的には横スクロールのオーソドックスなアクションゲームですが、プレイヤーの動きが多彩で
カプコンのトップシークレットみたいなワイヤーアクションも楽しめます。
主人公の多彩なアクションから想像するに、デザイナーの求める所は「ストライダー飛竜」を
和風の世界観にしたようなゲームを作ろうとしていたように思いますが
プログラム技術が足りなかったのか、いまいち融通がきかない操作感と
一昔前のゲームのような敵キャラの動きやアルゴリズムが残念です。
ですが、完全なパターンゲームなのでクリアも難しくないですし、演出もそこそこいい味出してます。

ビスコのゲームは、個人的にはどの作品も何か惹かれる物があり
結構お気に入りのゲームが多いのですが、
いまいち詰めが甘いところがビスコらしいと言うか、それが味なのかなぁと思います。