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VideoSplitterとくたん4号商品概要

アーケードゲーム基板向け映像出力分配ボード: VideoSplitter とくたん4号

ゲーム基板と筐体からのJAMMAハーネスとの間に本機を接続する事で
搭載されているミニD-sub15Pコネクタ(VGAコネクタ)および3.5mmミニピンジャックより
ゲーム基板の映像と音声をスキャンコンバータ等の外部映像機器へ容易に取り出す事が可能となります。

【ボードに搭載されている各コネクタおよびスイッチについては以下の機能となります】

  CN1: 分配映像出力 アナログRGB(ミニD-sub15P)

CN1から出力される映像同期信号は搭載されているSYNCセパレータICにより補正された信号が出力可能です。
2種類の性能(EL1883 / LMH1980)のSYNCセパレータIC切替と4種類の同期信号出力のモード選択ができますので
相性によりそのままでは映像同期が取りづらいゲーム基板もいずれかのモードで同期が取れる可能性が高まります。
※すべてのゲーム基板の相性が改善される訳ではありません。
 また、出力解像度のアップスキャン等の機能はありません。入力そのままの解像度となります。(出力同期信号は負論理)

  CN2: 分配音声ライン出力(3.5mmミニピンジャック)

CN2より出力される音声信号はゲーム基板のスピーカー出力を本機搭載のトランスを通じて
ラインレベル付近へ落としていますので外部接続機器への過大入力を抑えます。
※使用する筐体側に搭載されているスピーカーのインピーダンスは8オーム推奨(4オームまで)
 スピーカーの並列接続によりインピーダンスが下がる場合はゲーム基板側のアンプICに
 過大な負荷が掛かり故障の原因になりますのでご注意ください。

  CN3: 外部HV-SYNC入力(JST NH6P)

大型筐体系基板や海外メーカー製基板等の非JAMMA基板などで使われる分離同期信号の入力用コネクタです。

1:RED
2:GREEN
3:BLUE
4:H-SYNC(or C-SYNC)
5:V-SYNC(or +5V)
6:GND

※CN3からC-SYNCを入力する場合は4番(H-SYNC)端子に入力し、5番(V-SYNC)端子はなるべく+5Vを入力してください。

JP3: ジャンパーショートで、CN3へ入力されるHV-SYNC信号をXOR合成してJAMMAエッジのC-SYNC端子に出力する事が出来ます。
ただしJAMMAコネクタのC-SYNC端子には他に何も接続しない事。
部品未実装の端子ですが、機能を使用する際は必要に応じてジャンパーピンを追加するなどして下さい。


  CN4: 超連射ボタン接続コネクタ(JST PHR8P)

ひげねこ堂で展開しているシンクロ連射装置の接続用です。

1:+5V出力
2:GND
3:C-SYNC出力
4:1Pボタン1(JAMMA22ピン)
5:1Pボタン2(JAMMA23ピン)
6:1Pボタン3(JAMMA24ピン)
7:1Pボタン4(JAMMA25ピン)
8:1Pボタン5(JAMMA26ピン)

各ボタンの端子は連射設定にしたいボタンに合わせて配線を選択してください。

  SW1: 同期信号入力切替(DIPスイッチ2P)

使用する同期セパレータICを選択します。

DIP1:OFF EL1883を使用します。以前から一般的によく使用されるICで幅広い信号に対応できます。
DIP1:ON  LMH1980を使用します。入力同期信号自動判別のNTSC準拠の信号に強いICです。
DIP2:ON CN3の外部入力端子を利用する場合にONで有効になります。

  SW2: 分配同期信号出力切替

CN1から出力される同期信号を選択します。

1: ゲーム基板からのC-SYNCスルー出力
2: SW1(DIP1)で選択したICが出力するHV-SYNCを74LS86でXOR合成したC-SYNC出力
3: SW1(DIP1)で選択したICが出力するC-SYNC出力
4: SW1(DIP1)で選択したICが出力するHV-SYNCセパレート出力

※SW1のDIP2をONにした場合

1: 出力無し(JP3ショート時は2番と同様)
2: CN3に入力したHV-SYNCを74LS86でXOR合成したC-SYNC出力
3: CN3に入力したC-SYNC出力(CN3の4ピンにC-SYNCを入力した場合)
4: CN3に入力したHV-SYNCセパレートスルー出力

HV-SYNCの同期合成の目的で使用する場合には2番に合わせてお使い下さい。

  VR1: LMH1980用調整ボリューム

搭載されているSYNCセパレータICの同期入力レベル調整用です。通常は調整不要です。
※VR1を回して現在の設定値が不明になった場合には"VR1"シールと"GND"シルクのスルーホールにテスターを当てて300オームに合わせてください。

  VR2: EL1883用調整ボリューム

搭載されているSYNCセパレータICの同期検出範囲調整用です。
外部映像機器にFマイスターを使用した際にF3基板の映像表示が流れないレベルに設定してあります。
接続しているゲーム基板によって同期が乱れる場合、このボリュームを調整する事で同期が合う可能性はありますが
大きな効果は期待できないと思われます。(本来の標準値は631Kオーム)
※VR2を回して現在の設定値が不明になった場合には"RSET"シルクと"GND"シルクのスルーホールにテスターを当てて715Kオームに合わせてください。


  VR3: 分配映像明るさ調整

CN1から出力される映像の明るさ調整です

  VR4: 分配音量調整

CN2から出力される音声の音量調整です。


【販売価格】22,000円(税込)